'私の血液に脂肪が?'(脂質異常症)シリーズ 第4弾 “コレステロールの薬”について知りたいです。
Last Update : 2019/02/17 16:20:11
Steem 에서 보기
日本人のためのお話
はじめまして。私は韓国の医師です。
お会いできて嬉しいです。。
韓国の医療について知らせたくて文を書きます。
韓国と日本の医学交流に向けて翻訳した文です。よろしくお願いいたします。
知りたいことがありましたら、ぜひコメントください。お返事します。
한국인을 위한 글 (韓国人のためのお話)
이 글은 이전에 작성했던 글로 일본어로 재작업한 것 입니다.
이전에 한글로 작성했던 글은 아래 링크를 걸어두었습니다.
한국과 일본의 의학교류를 위해 번역한 글이며, 일본인이 아니시라면 보팅을 하지않으셔도 무방합니다.
‘내 피에 기름기가??’ (이상지질혈증) 4탄. ''콜레스테롤약''이 궁금해요.
“コレステロールの数値が高いですね”
あなたは病院の健康検診でこのようなことを言われたり、このような結果表が職場に届いたことはないですか?
おそらく、コレステロールという言葉を初めて聞いたという方はほとんどいないと思いますが、実際に自分の血液中コレステロール値が高いとしたら、どうしたら良いか戸惑う方が多いと思います。
そこで、ご用意いたしました。 '私の血液に脂肪が?'(脂質異常症)シリーズです。
以前の文
'私の血液に脂肪が?'(脂質異常症)シリーズ 第1弾 どの程度なら異常なのでしょうか?
第二弾 コレステロール、あなたの正体は?(アシュラ伯爵のようなコレステロール)
'私の血液に脂肪が?'(脂質異常症)シリーズ。 第3弾 炭水化物が高脂血症の原因ですって?
### '私の血液に脂肪が?'(脂質異常症)シリーズ 第4弾 “コレステロールの薬”が知りたいです。
今日のテーマはコレステロール(=脂質異常症、高脂血症)の薬についてお話をしたいと思います。
薬が好きで'私は薬が大好き!一日に3度も5度も飲みたい!と言う方はいないでしょう。
まだ想像がつかないことかもしれないですが、あなたも将来このような言葉を聞く日が来るかもしれません。
“うーん… やはりコレステロールの薬を飲まなくてはいけません。”
“!!!!!”
#### 今日は、どうしても飲まなくてはならない場合、どんな薬があり、不作用はないのか見て行きましょう。
まず、一番気になるのはこれではないかと思います。
“コレステロールの薬は一度飲み始めると、一生飲み続けなければならないのでしょうか?”
このように質問する方がいらっしゃいます。正解は“必ずしもそうではない”です。
もちろん、心血管疾患、脳疾患を患ったり、現在患っている超高危険群患者の方は再発や悪化防止に向けてこつこつと飲み続けることを推奨しますが、大韓医学会ガイドラインによると、2回連続測定したLDL-コレステロールの濃度が40 mg/dL以下ならば、薬物の減量を考慮できるとなっています。
生活習慣と環境の改善でコレステロールの数値が下がったら、薬を減らしたり止めることを考慮することも可能です。
従って、 今はコレステロール数値の調節が出来ず、薬を服用していても、今後の努力と変化で身体の自律的な調節能力が回復すれば、薬を減らしたり、止めることを考慮することも可能です。
“今、症状は全くないのですが、薬を飲む必要はありますか?”
代表的な三大成人病である高血圧、糖尿、異常脂質血症にはある特徴があります。 それは、数値が少し高くても、すぐに症状が現れたり、また入院や手術を要しません。 そのため看過されがちです。
しかし、これら三大成人病は私たちの体の中のある部分を決定的に蝕みます。それは血管です。
この病気は徐々に血管を破壊します。 血管と言えば、代表的に心血管と、脳血管に問題が起きることが一番心配されますが、私たちの体に血管がない所はありません。 血管が蝕まれると全身に問題が起こります。 そのため三大成人病は持続的な管理が重要になります。
生活習慣の改善(運動、食習慣の変化)を3~6ヵ月間してみてもコレステロール値を調節することができなければ、薬の力を借りることも考慮してみなければなりません。
"コレステロールの薬は何の原理でコレステロールを下げてくれるのですか?"
今日は代表的なコレステロールの薬である'スタチン'という薬を紹介したいと思います。
現在、アメリがおよび韓国のガイドラインで最も処方を推奨する薬です。
適正量のコレステロールは、私たちの体に必ず必要な物質なので、体の中で自然に合成されるものだと以前お話しました。
スタチンはその合成過程を防ぎ、コレステロールを減らします。 もう一度表をお見せしましょう。
脂肪、炭水化物、アルコールなどはacetyl-CoAを経て、HMG-CoAに変わり、これがコレステロールに合成されるようになっています。 スタチンはこの過程を防ぎ、コレステロールを減らします。
### "副作用はありませんか?"
全ての薬には大小の差はありますが、副作用があります。 スタチンも副作用があります。
スタチンの副作用は代表的には次の2つです。
- 肝臓の数値を上げることがある。
- 筋肉痛および筋肉疾患に影響を与えかねない。
薬を飲めば必ず副作用があるのか。 そういう訳ではありません。
有名な製薬会社であるファイザーが韓国で市販後6年間の調査した結果、異常反応の頻度は1.78%であり、これは顔面紅潮などの軽い症状を含めたもので、薬を飲んだために起こったという因果関係なしに測定したものであり、実際の薬による副作用はさらに低いものと予想されます。 (pfizer、Lipitor説明書)
##### でも、いくら低いと言っても万が一私に副作用が起きてはならないでしょう?
大韓医学会ではスタチン使用後、治療4-12週間後に血中で肝臓の酵素数値の測定を考慮することができると言っています。 また、スタチン服用後、 肝臓の酵素 (AST/ALT)数値が正常上限値の3倍以上増加すれば、数日ないし数週間以内に肝臓の酵素数値を再度検査し、継続して正常上限値の3倍以上増加していれば、投薬を中止することをお勧めしています。
高脂血症薬を処方した医師から血液検査をするように言われても嫌やがらないでください。 ^^
そしてスタチン服用中のアルコール摂取は控えて頂くことをお勧めします。
次に、「筋肉痛および筋肉疾患に影響を与えかねない。」について説明します。
もし薬を飲んで筋肉関連の症状(筋肉痛、筋衰弱感)が起きた場合、必ず医者に報告してください。
大韓医学会のガイドラインによりますと、筋肉酵素(CK)の数値の測定をするようにしています。
数値が10倍以上増加したら、投薬を中止することを勧告し、それより少なく増加した場合は少なくとも2~4週間中断、あるいは筋肉関連の症状とCKの数値が正常化するまで中断した後、慎重に投与することを勧められています。
"コレステロールの薬を飲む際に、役立つようなことはありますか。"
役立つことと言えば、 コエンザイムQ10です。
耳にしたことはありますか?一時化粧品業界で流行した栄養物質です。
表をもう一度ご覧ください。
HMG-CoAは、コレステロールでも合成されますが、コエンザイムQ 10からも合成されます。
スタチンは結果的にこれも防ぐことになります。
一部の研究論文ではスタチンによる副作用とコエンザイムQ10の関連を提示しています。
特に筋肉関連の症状がコエンザイムQ10の不足と関連があり、これを補充すると効果があるという内容です。
ただし、まだこれについては十分な研究がなされておらず、定説はないため、参考程度にして下さい。
コエンザイムQ10は抗酸化物質として知られていますので、スタチンを飲む方は、コエンザイムQ10をビタミンのように一緒に飲むことも考慮して良いでしょう。
最後に、 妊婦や妊娠予定の方、授乳中の方々は服用禁止です。 現在まで胎児に対する安全性の研究がされたことがないためです。 (pfizer、Lipitor説明書)
妊娠の計画がある女性は、少なくとも妊娠の3ヶ月前にはスタチン服用中止を勧告します。 (大韓医学会)
今日は脂質異常症(高脂血症)と薬についてお話してみました。
次回は、コレステロールに関わるまた別のテーマでお目にかかりましょう。
健康な方々が更に健康になれるように応援いたします。
治療医学だけでなく、臨床的予防医学も重要視しています。
難しい医学を分かりやすく説明するために努めて参ります。
食習慣や運動など、健康的な生活と医学との関連性にも関心を寄せています。
多様な民間療法について科学的かつ医学的でありながらも、開かれた姿勢を持ちます。
もっと多くの方々からご自身の健康についてお気軽にご相談していただける医師になるために努力いたします。
家庭医療( family medicine )専門医 family doctor
아래 글들도 읽어보세요.
Comments :: Steem
에서 댓글 달기